写真で作品を創るということは、私にとっては被写体となる方々の人生を肯定することです。それは、風景写真であればその地域に住む方々の生き方を肯定するものであり、そこに生きることに誇りを持ってもらえるようなものでありたいと思っています。人物のポートレートであれば、その人のこれまでの人生を肯定するものです。仕事や日常についても同様に、日々重ねていく生き方そのものを肯定するものでありたいと思っています。
写真は、撮影者と被写体の関係性が浮き彫りになる表現方法だと思います。そこがこわいところでもあり、自分自身の在り方が問われるところです。